チェルノブイリの事故の後1200kmはなれた西ドイツでは徐々に食品の
汚染が問題になり3年後がピークになったという情報を読んだ。
稲ワラから牛肉に汚染が広まって同じように牛乳にも汚染は広がっているらしいが、
測定する場所ではすでにいくつかの農家の牛乳が混じっているため
問題がどこにあるかわからないという事態らしい。
大手の牛乳メーカーでは混ぜた後の牛乳が規制を超えてないとなればそのまま流通する。
さらに、チーズやバターに加工された後の乳清を粉末にしたものなどにも
高い値があるがこれも乳糖に精製されたりその残りは飼料となって循環を始める。
長い時間をかけて徐々に放射能は時空を越えて拡散してゆく。
オーガニックの食材だって生産する農家の考え方次第で普通の農作物として出荷されて
世間に出回る。このようの徐々に拡散する放射能は全国どこでも広がってゆくわけで
堆肥と同じように流通に乗った資材がどのように出回るかは予想が付かない。
まして東日本以外の地域では放射能の危機感も薄らいでいるので出荷元がわからない
商品が出回る危険性は大きい。
輸出入に頼らずに消費されている食品に関しては徐々に数値は下がるが
そのまま消費されて外食やいただき物として口に入ってしまう。
福島のことを忘れないようにしていてもいつの間にか世代も交代してしまう。
事実、チェルノブイリのことを調べようにもネット以前の話なので資料がない。
そのころ子供の世代の人にはほとんど記憶にないことだという。
覚悟の必要な時期が来たのかも知れない。
終わりの始まりはすでにドルの崩壊を食い止められない事態に移行しつつあり
以前指摘したように10年間の世界のGDPを合わせる以上の負債を処理できないのは
明白なのだという単純なことを通貨の発行や大量供給でごまかして首を絞めている。
浄化作用には、お金に固執する人たちの思惑や自分たちだけ助かりたいという欲望によって
なし崩しに悪い方法に向いてしまっているのだが気がついていない。
我が家の考えのベースとして汗をかいて稼ぐ以外の
「効率の良い仕事」や「頭脳労働とかの仕事」
には限界があって所詮貨幣経済の中の出来事だから
終わっていくドルの行方の影響を免れることはできないってことが一番大切なことだと思う。
汗の価値はドルの暴落とともに徐々に価値観が上がってきている。