老舗の金物屋さんに機材の修理を依頼した。
ホームセンターのいい加減なサービスに困っていたので
安心できるかと機材を持ち込んだ。
修理完了の連絡がなかなかこないので電話してみると
すでに完了しているとのこと、蕎麦屋の出前みたいだなと
思いながら修理品を取りに行く。
農機具の修理の一番の問題点は体系化されていない修理価格と
明細を表示しないので価格の明示ができない。
車や家電製品のように修理にかかった時間と修理品の状況を説明して
料金の説明ができないのだ。
これは農機具屋さんもホームセンターも老舗の金物屋も一緒でどんぶり勘定。
田舎の業種といえばそれまでだが、家庭用に販売されている製品でも
同じような状況だ。技術者が育たないのも体系化された修理技術を
習得できないような、独自のものつくりで済ませているからだとも思う。
技術者が育つ、使う人が学ぶ、パーツがどこでも手に入る
長く使える大切な道具・・・・
そんな時代は昔のことになってしまった。