農機具の修理

農機具の修理について
ハーベスタやバインダーという20年を超えた農機具は
次の世代のコンバインや自動搬送方式の乾燥機までセットになった
お米の出荷方式にあわせたシステムに移行した農家から譲ってもらった。

バインダーは稲刈りを手作業から開放して、収穫した稲ワラを束ねて紐で結ぶという
画期的な機械で日本でしか考えないと思われる精巧な機械だ。
バインダーで刈り取った稲ワラを竹で組んだ竿にぶら下げて自然乾燥させてから

ハーベスタという自走式の脱穀機を田んぼで走行させながらもみを収穫する。
その後もみを移動して専用のドラム缶で保存する。
ドラム缶でもみ保存した後に籾摺り機で玄米にする。

玄米を精白する精米機で好みの精白をして出来立ての白米を食すという時代があったのだと思う。

現在は機械化されて当時より10倍程度に農家の規模も拡大されていて(就農人口は十分の一以下)
以上の作業を玄米にするまでひとつのシステムとして、
コンバインで収穫脱穀、自動搬送の乾燥機から籾摺り機、選別機、出荷用の米袋に30キロずつ計量するまで
出来ている。

食べるお米の時代から出荷するためのお米に変化したのだ。
変化していないのは使う機材の年間使用日数で、どの機械も1週間から10日程度なので機械的に痛むことも
ほとんどないのだ。変化した理由はたくさん作って出荷量を増やすためかもしれない。

自家用栽培では20年以上前のバインダーとハーベスタでいまだに十分な作業をこなしてくれる。
問題は修理技術がメーカーのエンジニアでもすでに対応できないことがあって、
特に自分で修理しようと思ってもあまりに古いのでマニュアルもないのだ。

バインダーは紐を結ぶところにうまく結べなかった紐のゴミが詰まることが故障の原因、
ほかにキャブのつまりやワイヤーのさびでエンジンがうまく始動しないくらい。
一度だけチェーンが緩んでギアがうまくかみ合わないことがあった。

ハーベスタは機能的な故障はほとんどないしエンジンはディーゼルなので故障知らずだ。
問題は動力を自走式のエンジンから脱穀機まで一本のベルトに頼っているので
負荷が大きすぎて伸びて空回りや無理して切れてしまうことが何度かあった。
これはたぶん設計段階の問題かも知れないけど・・・・
ベルトが緩むと自走しないとか脱穀がうまくできないとか
調整するにはエンジンの下のねじを緩めてベルトを張って締めなおすだけなのだが
手が入りにくい場所でたいへんだ。
交換するにはベルトの厚さより狭い場所を、えいや!っと強引に入れる必要があって
初回は、えいや!のためにメーカーの人に来てもらった。
脱穀機のベルトは譲ってもらってから一度だけ長いベルトを交換した位だ。

我が家の農作業は20年以上前の農業の遺物を使って成り立っている。
次世代の自給的な農業は手作業に戻るのか?
古い機材の復活はあるのか?
今は機材を大切に使うためにできるだけのメンテナンスをしておこうと思うこのごろ。
予備のハーベスタもメンテナンスしてみようかな。


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by dug-wara | 2015-10-19 21:06 | Comments(0)
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