ミヒャエルエンデの本に「モモ」という有名な本があります。ひとりひとりの時間の長さはそれぞれ違って人と人との出会いのタイミングは、たまたまであったひととその一瞬の時間が同じだというお話。あまりに深すぎていまだに年末になると読み返している。別の本で子安さんと対談したエンデは経済の話をしている。その中でも「モモ」の中の話題をいくつか解説している。今の経済状況を予測しているかのような内容は、時間軸という概念で捉えたエンデの話がわかりやすい。時間軸をマネージメントする考えが「タイムシフト」、ずいぶん前に出た本のタイトルだ。